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唐突の質問で恐れ入ります。
私は出版社に勤務しており、書籍の編集者として10年以上仕事してきた者です。
出版傾向は主に、遺伝子、金融、といったテーマを扱っており、専門性の高い本でありまがら、一般読者が読むことを想定した本を企画・出版してきました。
以下の相談は1年ほど前から思案してきて、一向に打開策のないままになっており、ぜひアドバイスをいただけないかと考えております。
法人としての起業を目指しており、出版事業をベースに下の質問のような他の展開もいくつか考えています。
お手数と存じますが、宜しくお願い申し上げます。
子どもの将来設計を助ける「各大学(含研究機関)の研究室の紹介サイト」ができないかと考えています。
小中高生などが将来、あるテーマの研究をしたいと思っても、
・どこの大学
・どこの研究室
・どの先生
に学べばいいのかわからないケースが多いはずです。
確かに各研究室を紹介するHPはありますが、散在しており個人で網羅的に閲覧するのは無理だと思います。
フォーマットを作って研究室の基本情報を記載し、子供目線でわかりやすいサイト構成にすれば、網羅的に閲覧でき、比較検討しやすくなり、将来設計にメリットの大きいものになると思います。
以上のことは、仕事柄、大学の先生たちと付き合いの多い中で浮かんできたアイデアです。
このサイトがあれば先生たちにとってもメリットは大きくなります。少子化の波もあって、学生募集にはどの先生も苦労しています。自分の研究室をアピールできるのであれば、きっと協力してくれる人が多いと思います。
ただ、どのような収益をすればいいのか、このようなサイト作成にはコストはどれほどかかるのか、なども不安な点です。
悶々とした時間を過ごしてしまい、アドバイスをいただければ助かります。
素晴らしい取り組みですね!
ただ、確かにご検討の内容だと収益化のポイントが難しそうです・・・
いただいた内容ですと、大学側、利用者ともにサービス上での課金が難しいと感じましたので、
広告での収益化が基本になるのではないかと思います。
基本的にはページの内容に関連する書籍の広告や実験器具についてAmazonのアフィリエイトリンクなどを掲載されるのが良いかと思いました。
その他、下記の内容については初期からの導入も可能かと思います。
・大学教授が執筆した本の掲載
・掲載順やTOPページでの紹介を有料化
上記で様子を見つつ、ある程度の掲載数とユーザ数が集まった時点で、各研究室からの就職先などを企業スポンサーとして募るのが良いのではないかと思います。
P.S.より具体的な内容についてご相談をご希望の場合は下記からご連絡ください。
子どもの将来設計を助ける「各大学(含研究機関)の研究室の紹介サイト」によって、子ども達が進む道を探しやすくなり、積極的に進路を選んでいく社会になるのは、とても楽しみですね!!
貴方のご記載の通り、意識高い大学は自大学の研究室紹介資料を作成しているケースも散見されますが、大学横断的な資料は、私も1つしか見つけられませんでした。
ご参考
↓
http://www.daigakuten.com/search/senko.php
※子どもが進路を選びやすくする工夫をする余地が、かなり沢山ありますね(^^;
さて、そうしたサイトの事業化の件です。
一般的なメディアのように、WEBサイト作成⇒利用者増加⇒広告モデル課金化 & 有料会員課金化 & 一部コンテンツのマルチメディア化 というのが、数多ある事例と思います。
検索性・視認性とか(今風にはUI/UX)の工夫は必要でしょうが、ごく普通のWEBサイトですし、小さく早く始めて、ユーザーの声を反映して改良加えてくと思います。
7桁の資金を用意すれば始められるかな、とは思います。
ただWEBサイト制作は事業のスピードや収益化の肝なので、そこを外注でや行くのか、制作をできる体制を中に抱えてやってくのか、そこはある程度大きな判断になるのかな、と思います。おそらく貴方のご経歴からは、ご自身でWEBサイトを作るのは厳しいと思います。同じ想い・志を持ってくれて、WEBサイトの制作を主体的に進められる人材を引き込みたいですね!!
そしてさらに具体的なご相談が必要な場面になりましたら、ぜひWEB系に強いドリームゲートアドバイザーに個別相談してみてくださいね!!(^o^)/
760pt
アドバイザーの萩原崇です。
私も学生のときに、「研究室の紹介サイト」があったらいいな、
と思っていたことを思い出して回答させていただきます。
いきなり話がそれますが、Facebookの初期の構想とは近いものがありますよね。
https://ja.wikipedia.org/wiki/Facebook
さて、収益のマネタイズに関して、
掲載側(大学)から広告費として収益を上げる方法と、
利用者側(学生)から月額課金として収益を上げる方法がメインであります。
このビジネスモデルの違いは、
飲食系であれば「食ベログ」と「ぐるなび」、
ウェディング系だと「みんなのウェディング」と「ゼクシィ」で見られます。
学生が集まるWEBメディアとして見てみると、
ベネッセコーポレーションやリクルート、スタディプラスが運営すれば、
単独では収益を上げなくても成り立つことができます。
その派生として、アフィリエイト等の広告収益を得る方法もあります。
また、サイト作成のコストに関しては、
WordPressで作ればコストかけずにある程度のWEBメディアができますが、
クチコミを投稿できるような機能や
広告掲載や月額課金をしようと思ったらそれなりのシステムを作らなくてはなりません。
初期の制作費用だけでも数百万円程度になるでしょうか。
本気で事業として考えるのであれば、学生に知ってもらう、集客するための広告宣伝費も必要になってきます。
最後に持論になってしまいますが、
私はこのアイデアに対して、
「研究室を真剣に探す学生なんてほとんどいない」
と切り捨てたくないと思っています。
2016年9月に発表された「タイムズ・ハイヤー・エデュケーション(Times Higher Education)」の世界大学ランキングでは、
東京大学が第34位、京都大学が第37位という結果で上位の大学はほとんど変動はありません。
2017年3月23日に発行された「Nature Index 2017 Japan」によれば、
自然科学系の学術誌(68誌)に掲載された日本の論文数は、2012年の5,212本から2016年には4,779本と433本(8.3%)も減少しています。
という現状に対して、研究に興味のある学生を増やしていきたいと思っています。
以上ご回答申し上げました。
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代表 萩原崇 (はぎわら たかし)
340pt
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