起業Q&A 起業に関するみんなの質問投稿サービス

起業に関するみんなの質問投稿サービス 起業Q&A

起業Q&Aとは 弁護士・会計士・税理士・コンサルタント・ベンチャー支援者・起業経験者などの、起業・経営に必要な知識や経験を持つ専門家「ドリームゲートアドバイザー」が、みなさまから投稿された質問に回答するサービスです。


スペインから日本へオリーブオイルの販売

最終回答:2021/03/09 15:37
回答した専門家:1人

QUESTION

現在、スペイン在住です。こちらから日本へオリーブオイルを輸出販売することを考えています。

まだ情報収集の段階でいろいろ模索中です。

販売の方法として
A.日本の商社や問屋に販売する
B.お客様に直接販売発送する
C.日本で誰かを雇い、輸入発送などの処理を行ってもらう。

があるのかなと思っていますが、Cの場合日本で誰かに個人事業者として申請してもらわなくてはいけないのでしょうか?
私がスペインに在住しながら、日本で個人事業者として申請はできますか?その後誰かを雇うという形にできるのでしょうか。

それとも他に方法はありますか?それとそれぞれの場合にかかってくる税金の種類や額も教えていただきたいです。

よろしくお願い致します。




ANSWER

回答日:2021/03/09 15:37

販売の方法として
A.日本の商社や問屋に販売する **** 一番ベストだと思います
B.お客様に直接販売発送する**** 難しと思います、顧客が輸入関税をどう払いますか
               問題があった場合は誰が責任取りますか
C.日本で誰かを雇い、輸入発送などの処理を行ってもらう。****可能
代理店契約を結ばれたら良いと思ういます

があるのかなと思っていますが、Cの場合日本で誰かに個人事業者として申請してもらわなくてはいけないのでしょうか?

私がスペインに在住しながら、日本で個人事業者として申請はできますか?その後誰かを雇うという形にできるのでしょうか。***食品検査等があるので 法人成りしたほうがよいでしょう

それとも他に方法はありますか?それとそれぞれの場合にかかってくる税金の種類や額も教えていただきたいです。 ***
オリーブ油(バージン)・HSコード1509.10.000
オリーブオイルの内、バージンの輸入状況です。
、輸入数量はスペイン産とイタリア産が圧倒的に多いことがわかります。また、表の右側にある単価は、日本での申告価格(CIF)になります。つまり、この単価には日本の港への輸送代金と商品代金が含まれています。これにプラスして関税と国内配送料を足した物が輸入商社の輸入原価に当たります。ちなみに、店頭での価格は、この輸入原価に4倍~6倍ほどかけた価格になります。

国名    輸入量   金額    単価(1L)
スペイン 22517645 11212341 ¥498
トルコ 616789   334623 ¥543
その他のオリーブ油・HSコード1509.90.000

オリーブオイルのうち、バージン以外に該当する物です。定義的にいうと「化学的処理をしている物」です。やはりここでもスペイン産とイタリア産が圧倒的に多いことがわかります。また、単価の方もスペインとイタリア産の価格差が縮まっていること、バージンの分野で輸入されていたオーストラリアは圏外になっていることなどがわかります。

国名 輸入量 金額 単価(1L)
トルコ 280415 117467 ¥419
スペイン 8932865 3858442 ¥432
イタリア 5500887 2803088 ¥510

オリーブオイルの関税

オリーブオイル(1590.10と1509.90)の関税は、どちらも無税です。これは、日本市場における消費量と生産量が釣り合っていないため、外国産のオリーブが日本市場に流通しやすいようにしているためです。

オリーブオイルの輸入に必要な書類

オリーブの輸入は「食品衛生法(しょくひんえいせいほう)」の規制を受けます。そのため、これを輸入して税関の許可を受けるためには、厚生省(食品検疫所)から「確認」を受けなければなりません。(個人使用目的で輸入する場合は不要です。)

厚生省から確認を受けるためには、輸入するオリーブが安全であることを証明する必要があります。具体的には「食品輸入届」と呼ばれる書類と、生産者が発行する「加工証明書」や「生産証明書」などを合わせて審査を受けます。食品検疫所は、書類審査をした後、必要であれば現物での検査を実施します。この結果、安全性に問題がなければ厚生省から「食品届で済証」が発行されて、これをもって税関の輸入許可にいたります。

一般的にオリーブオイルを含む食品を輸入する方は、事前にサンプル検査などを行っておき、試験成績書を入手しておくことが理想です。これによって、日本へ本貨物を輸入するときにスムーズな通関ができるようになります。

関連記事:食品を輸入には、どのようにすればいいのか?

輸入し終わった後の規制

輸入許可になったオリーブオイルを日本国内で販売する場合は「食品表示法」の規制を受けます。いわゆる商品の中身・成分がわかるように、日本語で書かれたラベルを貼り付ける必要があります。もし、日本国内で販売を考えている場合は、このラベルの貼り付け作業を含めて考えると良いです。数量によっては、仕入れ元にラベルの貼り付け作業をお願いすることもできます。

まとめ

日本へ入ってくるオリーブオイルは、スペイン産とイタリア産が圧倒的に多いです。特にスペインの物は、単価も安くて輸入商材としては魅力的です。また、オリーブオイルの関税はゼロであるため、他の輸入食品よりも条件が緩やかになっているのが特徴です。すでに開拓されている市場であるため、大きなうまみはないかもしれません。しかし、この市場の中に必ず「穴」が空いている部分があります。そこをどのように攻めていくことができるのかが重要になります。

 1660pt

0 0 10
専門分野
海外ビジネス 会社設立・許認可
保有資格
食品衛生管理士 防火管理者 輸入食品衛生補助 後見人*終活アドバイザー資格

このQAはどのシーンで役立つと思いますか?投票してください

>投票について

  • 1