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減価償却で、定率法と定額法がありますが、個人事業で行っています。
初期300万円程度の設備費用ですが、どちらを選択するのが良いかわかりませんので、御教示お願いします。
お世話になります。
ご質問の件につきまして、以下に回答させて頂きます。御確認下さい。
定率法は、期首帳簿価額に償却率を乗じて、償却費を算定していきますので、帳簿価額が大きい初期段階で多額の償却費を計上できるのが、特徴です。それに代わって、定額法は、言葉通り毎期の償却額を均等に配分していきますので、償却初期も後期も償却額は同額となります。
具体的に、300万円の資産を5年で償却する事を考えてみると、それぞれ以下の通りになります。
①定率法
1年目:300万円×0.500=150万円(減価償却費)
2年目:(300万円-150万円)×0.500=75万円(減価償却費)
3年目:(300万円-150万円-75万円)×0.500=37万5千円(減価償却費)
②定額法
1年目:300万円×0.200=60万円(減価償却費)
2年目:300万円×0.200=60万円(減価償却費)
3年目:300万円×0.200=60万円(減価償却費)
つまり、創業当初から売上げが多額に発生し、多額の所得が発生する見込みであれば、初期に経費を多額計上できる定率法を採用した方が良いかと思いますが、大抵の場合には、初期に売上が多額計上される事はあまりありませんので、定額法を採用した方が有利になる可能性は高いかと思います。
その他不明点等ございましたら、ご連絡下さい。宜しくお願い致します。
税理士 三瀬 宏太
10pt
固定資産の減価償却方法の選択適用が難しい場合、定額法、定率法の長所、短所を把握した上で現状の業績(戦略も含め)と将来見通しにより判断をしてみてはいかがでしょうか?
現状と当面の業績見通しが良好で、相当な利益が出せそうであれば、初期の減価償却計上額が多い定率法を選択することで、節税対策を講じたりすることができます。一方、当面は赤字もしくは利益が少なくなりそうだが、数年後には利益が出るということが見込まれる場合には定額法を選択した方が望ましいかもしれません。
また、対外的に業績の好調さをアピールする局面もあるかと思いますので、戦略的に減価償却方法を選択することをお勧めします。
以上
初めまして、こんにちは。
中小企業診断士の安部一光です。
この度はドリームゲートをご利用頂き有難うございます。
一般には定率法を選択する企業・個人事業主が
多い傾向にあります。
というのは、定率法の方が多くの金額を早期に
損金処理(=経費として処理)できるので、
税金が安く済むからです。
また何かあれば、弊社で開催しております
「女あきない事始め」相談会や
「独りで悩まず一緒に頑張りましょう!」相談会
に是非ご参加ください。
(下記の小職のプロフィール内「主催セミナー情報」から
お申し込み頂けます。既存日程以外はご要望があれば、
応じさせて頂きます。)
株式会社コマース総研
http://cir.asia/
TEL045-350-4605
経済産業大臣登録
中小企業診断士
安部 一光
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