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はじめまして、内装業を営む弊社の事業拡張に関する相談です。
付き合いのある不動産業者の依頼で、その業者の販売する建売住宅の施工をやってみないか?と誘われました。
社内で検討中なのですが、これを期に子会社を立ち上げて住宅販売(メインは建売)とリフォーム事業をやっていこうと計画しています。
許可・資格等必要なものはわかります。各専門施工業者も集める事ができます。
現在、関係する許可・資格等はありません。
まず、何処から話を進めていけば良いのか?
どういう順序で設立に至るのか?
事業計画書を製作する以前の段階なのでしょうか?
知恵を貸してください。
よろしくお願いいたします。
はじめまして。税理士・中小企業診断士の菅原と申します。
許認可・資格以外についてご回答致します。
まずは、新事業部門として貴社で行うか、ご質問のとおり子会社を設立して行うか、それぞれのメリット・デメリットを検討して、最終的な判断をすべきかと思われます。
もし子会社設立という判断に至った場合ですが、子会社設立の方法として、おおまかに「通常の設立」と「会社分割による設立」が考えられます。
「通常の設立」とは文字通り、貴社が資本金を出資して会社を設立する方法です。
何もない状態から事業をスタートすることができますが、資本金もしくは親会社となった貴社からの借入を用意する必要があります。
「会社分割による設立」とは、貴社にある資産・負債を現物出資するイメージです。
貴社の資産・負債の中から必要なものを分割するので必ずしも現金を要しないというメリットはありますが、商業登記事務が若干煩雑になります。これは税理士に相談の上、実務は司法書士に依頼した方が無難です。
手順は以上ですが、事業計画書を作成するにあたって、現在の内装業と新事業(住宅販売・リフォーム事業)の関連性を検討する必要があります。
ターゲットとする顧客層、アプローチの方法など現在の内装業でのノウハウが活かせるかどうかの検討です。
付き合いのある不動産業者の依頼といっても一社専属というのはリスクがありますので、貴社独自の営業を行い、顧客開拓をしていく必要はあります。
その辺も含めて
・ビジネスとして成り立つか?
・これまでのノウハウは活かせるか?
・必要資金はどの程度か?
・その必要資金はどうやって捻出するか?
を事業計画書に盛り込むことが必要と思われます。
何かございましたらお気軽にご相談下さい。
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