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役員社宅について

最終回答:2012/10/24 14:51
回答した専門家:1人

QUESTION

会社からのOKが出たので役員社宅を探しています。
それで役員社宅についてネットで検索したのですがわからないので教えてください。

木造で132㎡を超える家(豪華社宅ではなく150平米ほどの戸建)や、
鉄筋コンクリートやRCで99平米を超える家(120平米ほどの戸建かマンション)の場合
賃料の50%を家賃として会社に払うというので大丈夫でしょうか。
木造132㎡以下であれば社員の負担額が少なくなるということで、132㎡以上でも50%払えば
問題なく役員社宅として通るのかが分かりません。

例えば、木造132㎡以下で家賃20万のとこもあれば、150㎡くらいで20万のとこもあります。
この場合、どちらの家でも社員が会社に10万支払えばオーケーなのか、そうでないのかが分かりません。
またマンションで鉄筋コンクリート120㎡の場合、賃料が20万であればどうなるのか…

会社に聞けばいいのですが、小さい会社で義兄が社長なので「探しといて」と言われたため、
あまり細かく聞けません。
よろしくお願いいたします。

ANSWER

回答日:2012/10/24 14:51

税理士 望月と申します。

社宅経費の取扱いですが、借主は、会社名義で契約致します。

お金の流れは、

① 会社が大家さんに、月額家賃を、お支払いします。

②社宅にお住まいの方が、家賃の何割かを、会社に支払い(通常は、給与からの天引き処理をします)ます。

社宅賃料の取扱いですが、

(従業員の場合)

{その年の家屋の固定資産税の課税標準額×12%(木造家屋以外マンション等の場合は、10%)+その年度の敷地の固定資産税の課税標準額×6%}÷12ヶ月=1月分の賃料となります。


固定資産税課税標準額については、大家さんの協力があれば、資料の提供を受けられます。⇒ (固定資産税の計算明細に記入されています。)


※ 木造家屋以外の家屋とは、 耐用年数が30年を超える住宅用の建物を言います。  以下同じです。


(役員の場合)

①小規模住宅の場合 (木造家屋は、132㎡以下・木造家屋以外は、99㎡以下)

  従業員と同じ計算をします。

②通常住宅の場合 (豪華社宅を除きます。)

 イ。 従業員と同じ計算をします。

 ロ。大家さんへの支払い月額賃料の 50%


 ハ。 上記イ、又はロ の内いずれか、大きい金額が、月額賃料となります。

③ 豪華社宅の場合

  豪華社宅とは、家屋床面積が240㎡を超えるものや、

  床面積が240㎡以下でも、プール等の設備があるものや、役員個人の嗜好等を反映した設備を有するもの、を言います。

 適正賃料は、月額家賃と同額です。



一般的には、大家さんからの資料提供がない場合は、月額家賃の50%とします。


住宅にまつわる、電気、ガス、水道等は、会社負担には出来ませんので、ご注意下さい。


ご参考になれば、幸いです。

 990pt

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専門分野
会計・税務
保有資格
税理士 宅地建物取引士

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