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初めて相談させていただきます。
最近新聞で急速に話題になってきていますが、設計者・デザイナーなど
大企業に勤める高い技術・専門知識を持つ個人によるものづくりの場として
アメリカにTechshopという、Kinkosのエンジニア版のような業態があります。
http://www.techshop.ws/
今後の日本の製造業の将来を考えたとき、同様のプラットフォームはいずれ必要となると考えており、
すでに慶応などが中心となってNPO的に活動は起こしているものの、
ビジネス採算に乗るレベルまで展開をしていません。
このビジネスは集客ビジネスでもあるため、立地や初期投資が非常に重要でもあり
私としては米国からのフランチャイズによる展開を検討しています。
また、構想の中には日本での展開を進める一方で、アジアの主要国(台湾、中国、シンガポール)等と連携しながら
ソーシャルものづくりのネットワークを広げることができれば日本に留まらず、個人のクリエイティビティを
存分に活用した新しい製造プラットフォームが出来上がる、とも考えております。
但しそうしたビジネス拡大の構想を描くことのできる一方で、課題も多く、上記で概略のとおり
ベンチャーキャピタルによる資金供給や展開のための立地、そしてそうした個人のアイデアを製品化まで結びつけるような
所謂大企業の受容性=インフラが現在の日本には不足しているという意見も指摘がなされております。
※ 試算上は、Techshopの日本での会員は1店舗で200~500人が損益計算上 必要でもあります。
このTechshopの日本展開を進める場合の課題や懸念等について
ぜひどなたでも結構ですのでコメントを頂く事は可能でしょうか?
どうぞよろしくお願いいたします。
香港在住のモノ作りコンサルタント青山です。http://www.aoyama-tech.com
元日本の大企業でのR&Dの経験をベースに回答いたします。
まずアメリカと日本の大企業事情は大きく異なると考えます。
日本の殆どの中・大企業では、従業員に副業・アルバイトを禁じています。
休日であれ企業との契約や従業員就業規則が、解除されるわけではなく拘束されます。
それに設計者・デザイナーは常にとても多忙です。休日でも頭の中は、今の案件処理でいっぱいでしょう。
そうした中で、彼らを集めること、良いものを設計・デザインすることは難しい環境にあると言えます。
一方で、日本ではかって高度経済成長を支えた時代に活躍した設計・デザイン経験者は、巷に豊富にいます。
設計・デザイン担当は、彼らの活用を含めて考え、大企業などに枠をはめる必要はないと考えますがいかがでしょうか?
彼らが能力を十分発揮できるように、開発・設計・デザイン等のツールは、御社が指定・準備し設計者にダウンロードしてもらえば、会費収入とのいくらかのバランスは取れ、会員との親和度も継続できます。
顧客との間は、御社が窓口となり、要求仕様を受け付け、当該案件を得意とする設計者に依頼すればよいと考えます。
設計者と御社、顧客と御社では、基準金額や製品の成功報酬、デザインツールやデータの提供、秘匿、ライセンスなどに関するきめ細かな契約が必要と考えます。ビジネスモデルを確立したうえで、抜け目なく検討してください。
個人のアイディアの掘り起こしの場を提供する非常に良い場ともなります。
また、最近は経営体質を身軽にするため、設計までもアウトソーシングする会社も増えつつあるように思います。国境も関係ありませんね。
非常に時流を得たご発想だと思います。
成功に向けて、少し自由発想で事業計画から立ててみてください。ご成功を祈念いたします。頑張ってください。
以上、少しでもお役にたてれば幸いに存じます。
青山利幸
2520pt
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