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資本金について

最終回答:2013/10/09 17:51
回答した専門家:4人
カテゴリー 資金調達 > 出資・資本政策 しょうた

QUESTION

2月より株式会社の設立を予定しています。

資本金500万円での設立を予定しており、その内訳が自己資金50万円、親族からの借入300万円、カードキャッシング50万円、出資者からの出資100万円となっているのですが、これをすべて資本金とした場合、「見せ金」とみなされ違法となるのでしょうか?もし見せ金となる場合どのような経緯で発覚しどのような処罰があるのでしょうか?

資本金の使い道としては設備資金と運転資金に充てて、すぐに多額を役員貸付のような形で引き出す予定はなく、借入に関しては役員報酬の中で3年ほどかけて返済する予定です。また金融機関から融資を受ける予定も当面はありません。

設立時に問題がなくても、数年後融資を受ける場合にマイナスになるのかも伺いたいです。よろしくお願いします。

ANSWER

回答日:2013/10/09 17:51

初めまして、会計士・税理士・社労士・診断士の高橋と申します。
ご相談の件ですが、まず、「見せ金」の定義を確認してみましょう。
「見せ金」とは、一般には「発起人が払込取扱金融機関以外から出資に係る金銭の払込みにあてる金銭を借り入れ、会社の成立後取締役に就任した同人が直ちにそれを引き出し、自己の借入金の弁済にあてる」行為と解されています(江頭憲治郎「株式会社法(第4版)」80頁)。
つまり、「見せ金」とは当初から払込みを仮装する意図で行われる一連の行為です。
ご相談の場合、お伺いした限りでは、そうした意図はなく、また、払い込まれた資金は設備資金や運転資金として利用される予定ですので「見せ金」には該当しません。
お伺いしたとおりの資金使途であれば、数年後に融資を受ける際にも、特にマイナス要素は無いものと思われます。
(回答は平成25年10月現在の法令に基づいております。)

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回答日:2013/07/09 16:07

スペース・ソルバの福田です。
(最近はhttp://www.e-practice.co.jp/でも活動しておりますので、是非
アクセスして頂ければと思います。)

すぐに多額を役員貸付のような形で引き出す予定はなく、借入に関して
は役員報酬の中で3年ほどかけて返済する予定で、かつ金融機関から
融資を受ける予定も当面ないのであれば、「見せ金」にはならないと思
われます。

この3年間に事業を軌道に乗せ、仮に数年後に融資を受けるにあたって
この点を指摘されても、適切に説明すれば理解を得られると思いますの
で、特に気にする問題でもありません。

ご参考になりましたら幸いです。
宜しくお願いします。

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回答日:2013/01/21 15:17

はじめまして。税理士・中小企業診断士の菅原と申します。

「見せ金」とは会社口座に資本金として一旦入金し、設立登記後に即引き出してしまうような場合、つまり「見せかけの資本金」と事をいいます。

ご質問のケースでは「すぐに多額を役員貸付のような形で予定はない」との事ですので、特に「見せ金」にはならないと思われます。

仮に、見せ金で会社を設立した場合ですが、設立後すぐに融資を受けたいと思う場合にはすぐにバレますので非常にリスクは高いです。

周りに見せ金で会社を設立し、資金調達に成功された方がいらっしゃったとしても、それはたまたまということに過ぎません。

それよりも金融機関から融資を受けたいのであれば、それまでに少なくともカードキャッシングは完済しておくことが望ましいです。

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回答日:2013/01/16 21:53

創業支援をしております、西田と申します。
回答させていただきます。

■見せ金にあたるかの判断
法律上、主に以下の3つの点を総合的して判断します。
①会社成立後、借入金を返済するまでの期間の長短
②払込金が会社資金として運用された事実の有無
③借入金の返済が会社の資金関係に及ぼす影響の有無

質問者様について当てはめると、
①設立後、3年かけて返済していく
②資本金は設備資金と運転資金に使う
③毎月の返済額が資金繰りを圧迫するような金額でなければ
ただちに見せ金にはならないと考えます。

■見せ金が発覚する経緯
融資を受けるための見せ金の場合、
金融機関のチェックによって発覚しますが、
見せ金で会社を設立する場合、発覚はなかなか難しいと思います。

■見せ金の罰則
罰則は設けられておりませんが、
登記されている資本金がウソということで「公正証書原本不実記載罪」
という罪に問われる可能性があります。

■数年度融資を受ける場合
マイナスにはなるとは限りません。
数年後の会社の実績が良好で利益が出ており、
借金も順調に減っているのであれば問題ありません。
事業計画書と資金繰り表で「きちんとお金を返せます」と
金融機関に説明できれば融資は受けられます。

以上です。
不明点がございましたら、またお気軽にご質問ください。
よろしくお願いいたします。

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