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最近、書店にカフェが併設されていたり、DVDレンタルショップに雑貨やステーショナリーコーナーがあったり、1つの店舗内で、業種の違う商品の販売やサービスを提供している店舗をよく見ます。
人件費を抑えながら、集客・売上のアップを図ることが目的だと思うのですが、複合店を始めるにあたって、抑えておくべきポイントをお教えいただけましたら助かります。
よろしくお願いいたします。
香港在住のコンサルタント青山と申します。http://www.aoyama-tech.com
文面からお考えの複合店は、メインのビジネスの集客・売上のアップを図ることが目的であると推測いたします。
考え方の切り口は法律による規制、マッチングとバランスの3つと考えます。
法律的な面では、併設する設備が許認可の対象となるかどうか、念頭に置く必要があります。食品衛生法、防災、管理者、責任者などがチェックのキーワードです。
例えば客においしいコーヒーなどを提供する場合でも、厨房や洗い場が必要で衛生管理や換気、防災をし、食品衛生責任者の設置などが許認可の条件と考えられます。それなりの投資も必要となりますので、本業とのバランスを考慮する必要があるでしょう。
ベンチや椅子を準備し、お茶をサービスするくらいが法に触れない範囲と考えます。
販売する食材の試飲、試食やDVDの試聴設備も法には触れない売上アップの工夫です。
マッチングについては、買い物をする立場になって、計画することがポイントです。
例えば、衣料品+アクセサリー、衣料品+バッグ、本+玩具・プラモデルなどは関連商品でのマッチングです。相乗効果も期待できますし、法にも触れないと思います。
衣料品+喫煙休憩所、衣料品+香料・化粧品、食品+ペット関連などは、買い物客からも嫌われる組み合わせであり、注意を払う上でのチェックポイントです。
事業のバランスでは、まずメインのビジネスに主体を置き、併設するものはあくまでサービス程度に考えて事業計画されてはいかがでしょうか。併設するものへの初期投資抑制もポイントと考えます。
お客様がゆっくりできるベンチの準備から始めるのも簡単なアイディアです。
以上お役に立てれば幸いです。
青山利幸
2520pt
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