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個人向け書籍制作サービスの見込み客獲得、販路拡大について

最終回答:2013/09/26 12:18
回答した専門家:1人

QUESTION

初めまして、スポットライト出版の渡部と申します。
現在、任意団体として事業をスタートし、法人化に向けてビジネスモデルの確立を進めております。
事業の概要といたしましては、個人の物語を取材をもとに一冊の本にする「ライフテキスト」という個人向けの小規模出版サービスです。(流通用のモノではなく自費出版の範疇です)。
ウェブサイトはこちらになります。
スポットライト出版:http://info.spotl.jp/
お客様の「残したい」「伝えたい」というニーズを形にするため、徹底したヒアリングをもとにご予算・ご要望に応じた制作の提案をさせて頂いております。

現在、営業活動において課題を抱えております。
現在の見込み客開拓のための営業活動は以下の通りです。

①既存顧客からのお客様の紹介
②営業パートナー様からのお客様の紹介(インセンティブ契約)
③シニア系の活動団体へのアプローチ(メール、テレアポ、手紙等)
④介護施設等への飛び込み営業
⑤チラシでの販促活動

おおよそ以上のような営業活動をインターネットや地域情報からのリサーチをもとに
アプローチをしております。
しかし、見込み客が安定せず、契約数も全く伸びません。
絶対的な見込み客の数を増やしていくことと、新しい販路を開拓していくことが大きな課題となっております。
この2点について、アドバイスを頂けますと幸いです。
思いばかりの先行のビジネスですが、有名人でも著名人でもない個人の物語にスポットライトをあてていくことが、未来の日本を必ず豊かにしていくと考えております。

何卒よろしくお願いいたします。

スポットライト出版
渡部岳

ANSWER

回答日:2013/09/26 12:18

渡部様
技術系もの作りコンサルタントの青山です。日本の大手企業を定年退職後、香港で起業して10年余りが経ちます。http://www.aoyama-tech.com

当方も60歳半ばで、親族の生い立ちをまとめておこうと思い足かけ2年にわたり、親族を取材し簡単な本にまとめ、関係者に実費配布しました。このような経験から、以下アドバイスします。

ターゲット、需要喚起については以下のように少し絞って考えてはいかがでしょうか。
1、 自分の「伝えたい」、「残したい」という手段
思いを本にし、一般の人に読んでもらおうという人は、先行き不安の時代では多いと思います。しかし、9割以上は、自己満足的、視野が狭い、専門性に欠ける、バランスがよくない、まとまりがない、ぶれる、思い込みが強いなどで共感されず、興味も喚起できないので売れません。
依頼人の御社に対する信頼を損ないかねず、御社もビジネスにはつながらないという悪循環になります。
ではどうするか。ヒヤリングしたことをブログで、都度発信する方法があると思います。依頼者の友達を作ってFBとリンクしておけば、伝えたいことをアップするごとに、「いいね」が少しはクリックされるのではないでしょうか。本人がFBを行わなくても「いいね」やコメントを伝えればつながりも継続されます。
本ということにこだわるのであれば、ある程度のブログページをまとめて、ブログ本とする方法も開けていると考えます。
依頼者に対し、この辺の一連のサポートは御社のビジネスになると考えます。

2、アルバムの伝承
核家族化が進行した今のシニアの悩みの一つは、保有するアルバム写真の継承・伝承です。
先祖や子、孫の写真がたくさんあり、処分はできません。話で伝えるような機会もきわめて少ないでしょう。できれば先祖の家系や苦労も写真とともに物語風の文章で子孫に残しておきたいものです。他人に見せたり売ったりするのが目的ではなく、今のシニアには今後を担うものに伝えておきたい気持ちが大きいはずです。
このような需要は核家族で高齢化社会を迎えた現代増えてくると思われます。彼らに残された時間は十分とは言えず、御社としてもビジネス機会と考えます。記録は紙ベースの本、電子本いろいろな方法がありますので検討してみてください。

需要を喚起するには、良質なホームページで事例などを多く含めばよいと考えます。FBで拡大することもアイディアです。
利益追求より、NPO的な活動とすれば、自治体などにもアプローチできるのではないでしょうか。

総花的よりもターゲットを絞り、頑張ってみてください。成功を祈念します。

以上お役にたてば幸いに存じます。
青山利幸

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専門分野
海外ビジネス 研修・コーチング 事業計画・商品開発 集客・販路拡大・営業戦略
保有資格
技術士(総合技術監理、経営工学部門)、APECエンジニア(インダストリアル部門)、中小企業基盤整備機構国際化支援アドバイザー、いわて産業振興センター登録専門家、

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