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日本食品の輸出

最終回答:2014/10/10 06:32
回答した専門家:1人

QUESTION

日本食品を欧州に輸出したいと考えております。
海外にコネクションがあるわけではないので、日本のメーカーにOEMにてサンプルを作ってもらい海外展示会に出展し取引先を見つけられればと考えております。

輸入代理店はよくありますが、輸出代理店というケースをあまり聞いたことがありません。
販売する国での営業ネットワークがなければ事業として厳しいのでしょうか。ちなみにB to Bで考えております。

なお、たとえ事業が軌道に乗ったとしても輸入側としたらメーカーから直接取引をする方がコストを抑えられる為、私を飛び越えてメーカーとの直接取引へと流れてしまうでしょうか。


よろしくお願い致します。

ANSWER

回答日:2014/10/10 06:32

海外ビジネスコンサルタントの青山です。以下回答申し上げます。
海外展示会に出展するのは、食品PRはもとより、ビジネス情報や代理店探しなどには効率的な方法です。
国際SME(中小企業)展示会などが毎年12月に香港で行われており、世界のバイヤーが集まります。

輸出輸入ともに代理店を経由するのは、両国の事情をよくわかっていることから必須ともいえます。
多くの食品を扱っているので、販路や食品に関する法律も彼らはプロと言えます。
日本からの輸出と相手国の輸入を円滑に行うことを考えれば、通常大手は同系列の会社が代理店を担います。
例えば双日や丸紅などがそうです。中小代理店でも、日本側と相手側がタイアップし、密な関係が構築されています。

展示会などでも、彼らを活用し展示するのが、貿易や現地事情に詳しいことから効率的です。
日本での代理店探しもJETROやネット検索、食品関連の展示会などを活用すれば見つけることができます。
ただし、まず日本で受け入れられないと彼らも興味を示さないと思いますので、国内での人気を得るなどステップを踏んで進めることを推奨します。

なお、大手メーカは直接輸出も考えられますが、ほとんどのケースでは上記事情から代理店経由となります。
よほど価格が高い、品質や生産性が低いなどの問題がない限り販路を変えられる心配はありません。

現在もあまたの食品(お菓子、穀物、調味料、果実、飲み物など)が海外に輸出されていて、参入も価格競争も容易ではありません。
参入するには、上記ステップや関連情報、知識が必要ですので、時間や粘り強さも必要です。
是非良いものを作って、成功していただきたく存じます。
以上、少しでもお役にたてば幸いです
青山利幸

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専門分野
海外ビジネス 研修・コーチング 事業計画・商品開発 集客・販路拡大・営業戦略
保有資格
技術士(総合技術監理、経営工学部門)、APECエンジニア(インダストリアル部門)、中小企業基盤整備機構国際化支援アドバイザー、いわて産業振興センター登録専門家、

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